お店側としては、いらん心配が増えて大変です。
カメラを駆使しすぎてカメラが壊れて大変です。
そのわりに部長は、
「ゴトはやられる時はやられるからしょうがない」
なんてクソとぼけた生温い事を口から吐きやがって
イライラして大変です。
「お前(の見てる店)は捕まえられないし、
発見もできないから負け惜しみかミジンコ」
て言いたくて言いたくて大変です。
ウチのチビ(もうすぐ一歳)が変な顔して凄くブチャイクなのに
家族全員で「かわいい〜〜」なんて言っちゃうバカさ加減が大変です。
足の爪の匂いが気になって、臭いにもかかわらず
本能剥き出しで嗅いでしまって大変です。
てことで、色々大変な訳です。
そんな大変なのに、肝心の店長ときたら釘だけやってお出かけ。
サ店「一時間くらいで戻るからちょっと待ってて」
私「何処に行くのですか?」
サ店「え・・あ・・誰にも言うなよ」
出た!サ店お得意の会社に秘密の悪行。
(
「吉宗ドクター」「サムライ店長の裏技」)参照
私「言いませんよ」
(ネットで世界中にバラしてますけど)
サ店「あのな・・ゴト師が手口を教えてくれるから、それを聞きに行ってくる」
ゴト講習!?私「くぁwせdrftgyふじこlp;@:!!!!!!!!!!」
サ店「時間がないから行くな」
ゴト講習って・・・
・・・・
ゴト師「それでは皆さん、これから講習を始めます」
皆さん「よろしくお願いしマ〜ス」
ゴト師「あれ?まだ誰か来てないですね」
そこに遅刻したサ店が飛び込む。
ガラガラ!
サ店「すっすみません。部下が不祥事をしでかしまして・・」
ゴト師「言い訳を言うな!!やる気がないなら帰ってもいいんだぞ」
サ店「すっすみません・・お願いします・・・」
ゴト師「まあいいでしょう。それでは始めます」
ゴト師はまず、ゴト組織のネットワークやら胴元などの説明から入り、
道具の調達方法、狙う店の条件、見つかった時の対処法などを説明する。
それを一通り説明し終わると実演練習に入る。
体感機からセル、ピアノ線など代表的なものを練習する。
もともと器用でないサ店はモタモタしてしまい、
他の人と比べても一目瞭然でヘタクソ。
ゴト師「おいっ!お前!そんなんじゃすぐ見つかるぞ!!」
サ店「は、はい。すみません」
ゴト師「すみませんじゃねーだろ!遊びでやってんじゃねーぞ!!」
しょぼんとするサ店。
そんなサ店を尻目に他の人達はどんどんマスターしていく。
焦りが見えるサ店。
しかし、焦れば焦る程、他の人との差は広がるばかり。
サ店「はぁ・・俺ってダメだな・・・」
そんな落ち込んでるサ店を見て、ゴト師が声をかける。
ゴト師「実はな・・俺もマスターするまでに多くの時間を費やしたんだ」
サ店「えっ!?先生もですか?」
ゴト師「ああ、でも俺は今ここにいる。この意味が分かるか?」
サ店「あ・・・・」
「あ」じゃね〜よ!!なんて、全く意味のない妄想に一人でツッコミを入れて待つ事一時間。
サ店「ただいま」
私「ちょっと、どういう事か説明して下さい」
サ店「あ〜。知り合いの店でゴト師を捕まえて、そいつから教えてもらってたんだ」
私「もしかして取り引きですか?」
サ店「ああ。警察に通報しない代わりに教えろってな」
私「で、実際通報は・・・」
サ店「してない」
あ〜なるほど!
そういう手があったな。
実際通報してしまえば手口は詳しく聞けないし、
脅しをかける事もできない。
あったまいい〜〜!
しかし間抜けなゴト師もいたもんだ。
サ店達のお陰で助かって良かったな。
でも、
甘い!私ならその後通報します。
ありえないくらい大爆笑しながら。
(ゴト師には鬼と化す)
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