竹本伝説その１
「俺って・・・」彼は、最初こそはおとなしく普通の副主任だったのだが、
３ヶ月位して慣れてくるとこいつ、痛い人の頭角を表す。
竹本「あのさぁ、クロノス。俺ってさぁ、悪ぃけど運動神経グンバツなんだぜっ！」悪くはないけど
なにその不意打ち。何の脈絡も無い所から強引に自慢話をねじ込むなよ。
普通そういうのって、スポーツの話題とか振られたらする話しであって・・・
だが、悲しいかなそこは縦社会。私も一応部下なので話を広げる。
私「へ〜、そうなんすか。んで、何かスポーツやってたんですか？」竹本「それ聞いちゃう？いいの？聞いちゃって？」ホントは聞きたくね〜よ。。。。
私「なんすか〜、もったいぶらないでくださいよ〜」竹本「サッカーだよ！俺の黄金の左足はスゲ〜ぞ〜」まあ、サッカーはいいとしよう。
んで、その
「黄金の左足」って・・・
普通自分で名付けちゃう物なの？
そういうのって、テレビアナウンサーとか実況の人が名付ける物じゃないの？
「ゴォォォ〜〜〜〜〜〜〜〜ルゥゥゥ！！！！！光る！伝家の宝刀！黄金のひ〜だ〜り〜あ〜し〜〜〜〜〜〜！！！」みたいな感じで。
冗談かと思いきやこいつ、かなりの本気です。
目の前でなんかシュートしてるし・・・
私がポカ〜ンと見ていると、
竹本「おぃおぃ！ちゃんと見てたか？もう一度やるぜ！」シュッ！！シュッ！！
い、痛すぎるよママン。。。。。
ま、まぁこの辺はよくあること。
更に後日、竹本が髪の毛をかきあげながら
目をキラキラさせて自信満々に言ってくる。
竹本「あのさぁ、俺ってデカプリオにそっくりじゃね？」・・・
・・・・
よく頭が真っ白に。ってこと言うでしょ？
始めて体験したよ。
なんかこう、、、、
思考か止まるというか、、、、
頭から血が吸い取られるみたいな、、、、、
あぁ！ちょっ！レオ様ファンのみなさん！PCは無罪ですよ！壊さないで！
ちなみに竹本の顔は、
蛙とハイエナを足してニで割った奴とトロールの間に出来た子供。
みたいな感じかな？
もちろんレオ様と比較になる訳がなく、
北極星とミジンコほどの差があるわけで。。。。
即答できるわけね〜だろ！！！！！
なんだよ！お前！！？？？
俺にど〜してほしい？？？
なぁ？どんなツッコミしてほしい？
ツッコミの裏拳でお星様になりたいのか？？？
それとも、俺ががけっぷちで谷間にむかって派手にズッコケりゃ気が済むのか？？？？なぁ。。。。
答えてくれよ。。。。。
竹本。。。。。。
頼むよ。。。。。
精神崩壊しつつも私は口を開いた。
私「そ、そう言われれば、そうかも。。。。。。」レオ様ファンの皆様！！！
も〜しわけございませんんんんんんん！！！！！！！伝説その２
「接近戦そして伝説へ」竹本は接近戦が好きだ。機嫌がいいとすぐ接近してきて
私のふとももなどを触る。
まぁ気持ちが悪いが、もう慣れた。
そんなことから「竹本ホモ説」が店内に蔓延した。
しかし、ある日私は女性従業員から相談を受けた。
従業員「あの〜竹本店長が気持ち悪いんですけど、、」まあそれも仕方がない。あの動きにあの顔でホモじゃあ、、、、
従業員「肩とか頭とか触られるんですけど、、、、」えっ！？ちょ！それって
セ ク ハ ラ ？私「一応聞くけど、君はそれをセクハラだと思う？」従業員「・・・はい」お、終わった。。。。。。
あいつ、やってはいけないことを。。。。。
私「本人には言った？」従業員「言えないですよ〜。仕事もありますし・・・」当然だな。そりゃ言えないだろうな。
私「分かった！俺からそれとなく伝えておくよ・・」後日
私「竹本店長。従業員とのコミュニケーションも大切ですけど、女性に対しては慎重にやらないと大変なことになりますよ。」竹本「バ〜カ。別にそんなんじゃね〜って！俺は従業員の事を自分の子供のように思ってる。親が自分の子供の頭を撫でるようなもんだ。」嘘つけ〜〜〜〜〜！！！！！！！と思うでしょ？
彼は本気なんです。本気でセクハラじゃないと思ってるんです。
自分にその気（いやらしい気）がないとセクハラじゃないと・・・
私「でも、触られた方がセクハラだと思ったらセクハラになるんですよ！！」竹本「だ〜か〜ら！別にいやらしい気持ちはないから！」はぁ日本語通じてねぇよ。
誰か通訳してくれよ。。。。
私「とりあえず、慎重にお願いしますね。」竹本「だから、俺は（以下略）」その後、女性従業員達に、事務所では竹本と二人きりにならないこと、
近付いてきたらそれとなく避けること、を伝え、
私がいる時はうまく間に入ってガードするようにしていました。
しかし、ある朝会社の郵便受けの中に不審な封筒が。
封はされていない。
何かと思い、中を見ると２通の手紙と退職願。
手紙の一通は私宛。もう一通は竹本宛。
私「も、もしやっ」と思い私宛の手紙を読む。
そこには、竹本のセクハラに耐えられず辞める事。
相談に乗ってくれてうれしかった事。
など本人の気持ちなどが書かれていた。
私「まさかっ」見てはならないと思いつつも、竹本宛の手紙を読む。
案の定、竹本のセクハラが原因で辞めると書いてあった。
さて、どうしたものか・・・
この封筒をそのまま竹本を経由せずに本社に持っていくか・・
それとも竹本を通して本社に行くか・・
竹本宛の手紙だけ私がこっそり本社にもっていくか・・
もちろんこの事実を本社が知ったら、竹本もただじゃ済まないだろう。
場合によっては免職扱いになる。
できれば、本社にそのまま持っていきたい。
かといって、店長である竹本をスルーすれば越権行為になってしまう。
迷った挙げ句、竹本にそのまま渡す事に。
私「店長。今日の朝ポストにこんな物が。」竹本「んあ？なにこれ？」私「見れば分かります・・・」竹本が手紙を見る。
竹本「う〜ん・・・・・ふっ！」なんだ？今の笑いは！！！？？？？
竹本「何？こいつは俺のセクハラが嫌で辞めると？意味わかんねぇ。。。。」やっぱり日本語を理解できないようで・・・
俺はおまえの方がわかんねぇ。。。。
私「そうです。」私も竹本もこれを最後に口を閉ざす。
ただ、私の心配は竹本が手紙を抜いて、
退職願だけを本社に提出するという事だけである。
しかし、そこはさすが竹本というべきか、
自分は全く悪く無いと思っているのでそのまま直属の課長に渡す。
あ〜あやっちゃった。。。。
というより、よくやってくれた。
グッジョブ！！！数日後、私は転勤になった。
そして、いつ竹本に鉄槌が下されるかと待っていたのだが、
そんな日は未だに訪れていない。
聞いた話だと、その後、直属の課長に
？？？「おまえ、もう二度とそんなことすんなよ！！」て厳重注意を受けただけだそうだ・・・
お咎め無しかいぃぃぃいぃ！！！！！！！！
腐ってる！！！！！終わってる！！！！！きっと社長の耳には届いていないのだろう。
だって、その課長って・・・
現松川部長だから！！！！（つぶやき参照）
てめぇら一生よろしく会社ゴッコやってろ！！！！！！！！！！従業員編目次へ戻るPR
